台東区社会福祉協議会
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令和元年台風19号 佐野市災害ボランティアセンター運営支援 参加活動報告

派遣概要:栃木県佐野市

栃木県の南西部に位置する都市。旧安蘇郡および足利郡の一部であり、2005年2月28日に旧佐野市、安蘇郡田沼町、同郡葛生町の新設合併により発足した。令和元年10月の台風19号により、秋山川の堤防が決壊し、住宅地や車が水没した。大橋町は市内でもとりわけ被害が大きかった。

派遣先

  • 栃木県佐野市社会福祉協議会

派遣期間

  • 第5クール:令和元年11月4日~8日
  • 第10クール:令和元年11月19日~23日

派遣職員

  • 台東区社会福祉協議会職員2名

支援内容

第5クール

令和元年10月に発生した台風19号に伴い、東京都社会福祉協議会より職員派遣要請が入り、東京都内の社会福祉協議会から各クール5名ずつ職員が派遣されることになった。 派遣職員は、マッチング班とニーズ班に分かれて業務に従事した。マッチング班の業務は、主に訪問するお宅へ電話での確認やボランティアへの活動内容の紹介、活動場所の経路確認等。一方、ニーズ班の業務は、依頼者のお宅の状況確認やニーズ票の整理等であった。第5クールの職員は、マッチング班に従事した。

当日来所されたボランティアに活動内容を紹介して、グループ編成をする

当日来所されたボランティアに活動内容を紹介して、グループ編成をする。

依頼者宅までの経路や、資機材等の確認

依頼者宅までの経路や、資機材等の確認。

第10クール
第10クールの職員もマッチング班に従事。その他、必要に応じて現地調査や資材の洗浄等も行った。
秋山川の堤防決壊により橋が破壊

秋山川の堤防決壊により橋が破壊。

橋を渡っていた車が、決壊により川に落ちてしまった

橋を渡っていた車が、決壊により川に落ちてしまった。

派遣者のコメント

ボランティアセンター以外の部署に所属している私は、佐野に派遣されるまで仕事内容の想像がつかず、「果たして被災した住民の力になれるのか」と不安な気持ちでいっぱいでした。

しかしながら、業務に従事してからは、少しずつ仕事内容を覚えられるようになり、住民の方から感謝の言葉をいただいたり、道案内に困った時は地元のボランティアの方に優しく教えてもらったりしたことで、不安も徐々に減っていきました。本来なら私たち職員が住民の方やボランティアの支援をしなくてはならないところを、逆に住民の方やボランティアの方から元気や勇気をもらったように感じました。

また、ボランティアの方が来なくても、家族で泥出し作業を手伝ったり、被災した近隣住民の方を気にかけたりなど、佐野市では住民同士のつながりが多く見られ、互助活動が盛んに行われていました。住民が主体的に活動に取り組む地域福祉のあるべき姿が印象に残りました。

今回の活動を通して改めて社協職員として必要な視点を身に付けることができました。この経験を活かして引き続き業務に取り組んでいきたいです。そして、住民の方々が一日でも早く安心して暮らせるように、今後も情報収集に努め、支援に携わっていきたいと考えています。

今後について

佐野市社協では、10月15日に設置・開設された災害ボランティアセンターはボランティア依頼を受けたケースのうち、8割以上が完了となりました。今後のボランティア募集につきましては、佐野市社協のHPをご確認ください。
佐野市社協の取り組みについては下記にて情報発信されております。
被害に遭われた方が不安のない元の生活に戻るには、まだ時間がかかります。今回佐野市で見てきたこと、感じてきたことを多くの方に伝え、災害を風化させずに長く支援を行っていけたらと思います。

お問合せ

庶務係

  • 住所:〒110-0004 東京都台東区下谷1丁目2−11地図
  • TEL:03-5828-7545
  • FAX:03-3847-0190
  • 開所時間:8時30分~17時15分(休日:土・日曜日、祝日、年末年始)

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