今回は、認定NPO法人シェア=国際保健協力市民の会(以下シェア)の『火曜(通う)ボランティアデー』を取材してきました。
シェアでは、「すべての人に健康を!」をモットーに、 “いのちを守る人を育てる”保健医療支援の活動を行っています。海外では、カンボジア、東ティモール等で地域の保健人材の育成支援をしています。これらの国では、予防可能な病気で亡くなる子どもたちが現在でも多くいます。病気を予防するための知識を持った人材をいかに育成できるかが、その地域での持続可能な健康づくりを進めていくためのカギとなっています。
使用済み切手の整理をしています。
シェアの火曜(通う)ボランティアデーは、毎週火曜日に行われている事務局のお手伝いをするボランティア活動です。広報誌の発送作業や寄付された物品の整理、使用済み切手の整理などを行います。取材に伺った日は、10月上旬に行われる江戸川区民まつりに出店するバザー物品の仕分けを行っているところでした。バザーの売上は、シェアの“いのちを守る活動”の資金となります。
お祭りで出店するバザー用品の仕分けをしています。
バザー用品の仕分けが終わりました。
活動する前は『ボランティア』という言葉を、もっと大変なものとイメージしていましたが、シェアのボランティアに参加してから、空いた時間で気軽に参加できるものもあるのだとわかりました。一つ一つの細かい作業が、大きな社会貢献に繋がっていると思うと嬉しいです。
シェアの火曜(通う)ボランティアは、「また来たいな」と思える場所です。台東区に引越してきたばかりで近所に知り合いがいなかった時期に、シェアのボランティアを見つけました。「ここに来れば誰かがいる」という安心感があり、何かをしてあげているというよりは、自分が助けられているような感じでした。普段関わることのない人と会えて、活動中にいろんな話が聞けるのは、とても新鮮です。
家から近くて、人の役に立てるボランティアを探していて、シェアを見つけました。シェアの活動に興味を持った方は、まずは顔を出して覗いてみるといいと思いますよ。