今回は、パソコンなどを教えるボランティアサークルの『台東ITボランティア虹の会』(以下、「虹の会」という。)を取材してきました!
Word、Excel、メールの使い方などお話を聞きながら丁寧に教えます。
多くの人が楽しみながらITを活用し、世の中の情報格差をなくすことを目的として活動しています。特に高齢者は、パソコン自体は持っていても、使い方がわからずに放置してしまっている場合も多いです。IT化が進む現代では、情報格差はそのまま生活の格差にもつながります。使い方の部分で、少し手を差し伸べてあげれば、その方の生活の質が上がると思うので、困っている皆さんのために活動を続けていきたいです。
初心者向けの無料パソコン相談会を月に1~2回行っています。
会員は現在15名いますが、全員に共通するのは「パソコンが好き」ということです。パソコンが好きで、そのスキルを人のために役立てたい方にぜひ入ってもらいたいです。仕事でパソコンを使っていて、せっかく培ったパソコンスキルを役立てたくて、参加している方も多いです。最近は、会員も高齢になってきたので、若い方に参加してもらえると嬉しいですね。パソコン、スマートフォン、タブレットなどITもどんどん変化してきているので、幅広い世代の方に会員になってもらって、色々な情報共有をしていきたいです。
年に一度、年賀状講座も開催しています。
パソコンが好きで、パソコンを教える中で自分自身の知識も増えるし、場数を踏みたくて参加しました。年賀状講座をしたときに「自分で作れるようになって嬉しい。ありがとう」と感謝されたときには、とてもやりがいを感じました。パソコンを教えるときには、パソコンの知識だけがあれば良いわけではなく、「その方がパソコンでどんなことをしたいのか」、「どんなことを知っていれば、その方の生活がもっとよくなるか」など、相手の方を理解する能力も必要です。ボランティアをする中で、コミュニケーションスキルも身についた気がします。
仕事が週一回となり、時間ができたので、「何か人に喜んでもらえるようなことをしたい」、「せっかくなら仕事で培ったパソコンスキルを生かしたい」と思い、虹の会に参加してみました。虹の会のオープンでフリーな雰囲気が大好きです。その中で自分の知識を生かせることもやりがいであり、また、ボランティアのメンバーとの交流もとても楽しいです。もっといろんな年代の人と交流したいので、ぜひ学生さんなどにも来てもらえると嬉しいです。